雨漏りが原因で賃料50%減額⁉
建物のメンテナンスが入居者を守り、資産を守る!

毎年のように起きている台風や豪雨災害。雨漏りが発生してからの工事は割高となり、手配もいつできるかわからないことも。その結果、入居者様の生活に大きな影響を及ぼすだけではなく、民法改正により賃料50%の減額になるケースもあります。
さらに、物件の資産価値も損なうことになります。そこで、今回は実際にあった雨漏り対応の解説と、それを予防するための対策として「外壁診断」の必要性について解説します。
雨漏りが起きてしまう原因
屋根・屋上からの雨漏り


屋根の部品が強風で飛んでしまい隙間から雨水が室内に侵入してしまいます。
外壁亀裂・コーキング劣化からの雨漏り


基本的に雨は上から下に落ちるので、外壁亀裂から雨漏りしてしまうとはあまり想像できませんが、このような外壁の亀裂でもかなりの水量が室内に入ってしまいます。原因は大量の雨・強い横風で隙間に雨が侵入します。
「コーキング劣化」ボードとボードの間のコーキングです。コーキングは紫外線や乾燥で痩せてしまい隙間を作ってしまいます。隙間ができると大量の雨と強い横風で建物の中に水が侵入してしまいます。
出窓からの雨漏り


出窓からの雨漏りはよくある事例です。上部のコーキング劣化により出窓の上部が受け皿になり、雨が隙間に侵入してしまい出窓部分に雨漏りが起きてしまいます。
ベランダ排水詰まりからの雨漏り


ベランダに水がたまりプール状態になっています。ベランダの防水に穴が空いていれば隙間に水が入ってしまい、また、水位が上がってサッシあたりまで水が行ってしまうとそこから下の部屋に雨漏りしてしまいます。ベランダ排水溝のつまりを除去した後の写真になります。土汚れなどがたまり詰まりの原因になってしまいます。